初めて看護専門学校で看護教員(専任教員)になろうと思ったとき、複数クラスのある看護学校と1クラスしかない看護学校のどちらがいいのか?
今日はそれぞれの特徴やメリット、デメリットについて解説したいと思います。
大規模校(複数クラス)とは?
大規模校といっても実際はそんなに大きいわけではありません。一般的に看護学校は学年定員40名(1クラス)の学校が多いですが、ここではわかりやすく学年定員が60名以上(2クラス以上)の学校としたいと思います。
学生数も多いため、専任教員の数も小規模校に比べ多いです。
だいたい15名~30名くらいかと思います。
大規模校のメリットは?
大規模校のメリットは、自分の担当領域に複数の教員がいる場合が多いことです。
初めての看護教員(専任教員)ということで具体的な業務内容がわからず不安な気持ちになることがありますが、同じ領域に先輩教員がいると色々と学ぶことが出来ます。
ちなみに看護教員の場合、病院勤務の看護師と違い研修制度などがしっかり整っているケースは少ないです。どちらかと言うと『やりながら覚える』という感じです。
『やりながら覚える』ことも不安かもしれませんが、誰もいないよりはましですし、同じ領域で相談できる人がいるというのは精神的にも安心します。
大規模校のデメリットは?
大規模校のデメリットとしては、学生数が多いことです。学年定員が60名でも3学年分で180名です。
学年定員が80名~120名となると、240名~360名とかなりの人数となるので学生を覚えるのが大変です。また、同じ授業を複数会実施したり、レポートやテストの評価などの作業が大変です。
小規模校とは?
小規模校とは一般的には学年定員が40名の学校のことを言います。
学年定員が40名なので学生総数は120名です。
通常学年定員40名の学校だと、看護教員(専任教員)の規定数は8名です。
この8名に教務主任(学科長)や実習調整の教員を含めるかは学校によって違いますが、だいたい10名前後くらいが一般的です。
小規模校のメリットは?
小規模校のメリットは学生数が少ないため、すぐに学生のことを覚えられることです。
全学年合わせても120名なのでほぼ全員を覚えることができます。
また、同じ領域の教員がいない場合は、全て自分のやりたいように教えることができたりするので全部自分のやり方で教えたい、ということがメリットだと思います。
小規模校のデメリットは?
小規模校のデメリットは、初めて看護教員(専任教員)をする人にとってはほとんどひとりでやらなければならないので責任とプレッシャーが多いです。
評価などについても最終的には学校で判定することになりますが、自分の専門領域についてはまずは自分の意見が反映されるのでしっかりと責任と根拠を持って評価しなければならなくなります。
まとめ
以上のように、初めて看護専門学校で看護教員(専任教員)をする場合、同じ看護専門学校でも大規模校か小規模校によって役割や業務内容などが違う場合がありますのでそれぞれのメリットやデメリットもしっかりと考えるようにしましょう。
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